子宮ガンとは
子宮ガンと一口に言っても、子宮の入口のガン(子宮頸部ガン)と子宮の内部(子宮体部ガン)の2種類があります。
ここ数年、子宮ガンの検診普及により子宮頸部ガンの発見率が高くなってきています。
子宮頸部ガンは子宮ガン全体の70%を占め、子宮の膣に近い部分(子宮頸部)に発生します。
ガンの部位的に見ると扁平上皮ガンが85%、腺ガンが10%、その他のガンが5%の割合です。
子宮頸部ガンの発生年齢分布は50代にピークがあって、次いで60代、40代、30代、70代の順となっています。
子宮ガンの症状
子宮頸部がんの初期段階は、自覚症状がほとんどありません。
進行すると症状として、異常なおりもの、不正出血、性交時出血、下腹部痛などがでます。
婦人科の症状がなくても、30歳のころから年に1回は子宮頸部がんの検診を受けることをお勧めします。市町村によっては無料ガン検診がありますよね。
子宮頸部がんの診断には、細胞診、コルポ診による組織診などを行います。細胞診とは外子宮口の部分を綿棒またはヘラで細胞を集め、染色したものを顕微鏡でみてがん細胞を見つけますから痛みはありません。
組織診断は疑わしい部分から組織の一部を切り取り、標本をつくって顕微鏡で診断する方法です。拡大鏡で、子宮頸部粘膜表面を拡大して、細かい部分を観察します。
「がんと向き合う後悔なき選択」
子宮がんになりやすい人について
子宮がんになりやすい人とは、実は子宮がんになりやすいタイプの人がいることがわかってきました。
ウイルス感染・若い時期からセックスを始めた人・セックスの相手が多数・早産・多産などの人 ・肥満 喫煙など言われています。
心当たりのある人はより積極的にがん検診等は受けましょうね。
今では自宅で検査できるキットとかもありますから、忙しい人はこれらを上手に使うのも良いかも知れません。
肥満・ 喫煙などは今からでも遅くはないと思います、肥満解消や禁煙の努力は初めてください。
子宮がんの場合、頸がんはヒトパピローマウイルス、体がんは女性ホルモンとの関係が深いことがわかっています。
しかし、これらがどのように遺伝子異常と関わっているのか、はっきりしたメカニズムはまだよくわかっていません